船舶のエンジンは過酷な環境で長時間稼働するため、その信頼性とパフォーマンスを維持するためには高品質なオイルエレメントが不可欠です。
当社のACFオイルエレメントは、厳しい基準をクリアし、長寿命で安定した性能を提供します。
高効率なフィルタリング能力により、エンジンオイル内の不純物を確実に除去しエンジンの摩耗や故障を防ぎます。
これにより、船舶の運行コストを削減し、稼働率を最大限に高めることが可能です。
また、当社のオイルエレメントは環境に配慮した設計となっており、廃棄処理も簡単です。
近年、船舶の大型化、高速化が進む中で、海洋汚染防止、環境対策の観点から、主機関(船舶搭載のエンジン)の環境対応が求められるようになり、各エンジンメーカーは電子制御方式の新型エンジンの開発、既存エンジンの改良に鎬を削っています。
2020年から船舶の排気ガス規制が更に強化されるため、日本の造船業界はその対応に追われていますが、その対策は難航しているのが現状です。
他方、海上輸送においては、新興諸国(地域)の経済発展による物資輸送量の増加が見込まれ、運行スケジュールがタイトになる背景のなか、荷主サイドの要請により、船舶は決められた日時に決められた目的地に到着する事が強く求められおり、船舶には正確な運行スケジュール維持が求められます。
海運各社は、如何にして、安全、正確に安く荷物を運ぶかという課題に取り組んでおり、この状況下において船舶(使用機材)のエンジントラブルによる減速航海や停船は、多大な影響を関係者に及ぼします。
さらに、船舶が大型化しているために修理による長期期間停船やドック入りは海運会社の経営に莫大な経済的損出を与えるばかりではなく、荷主の信頼を損ね、荷物(荷役)を逸失する重大な事態に至る可能性もあります。
このような状況のなかで、船舶エンジン(主機関)の信頼性向上は、重要な意味を持っており、どのようにすれば、信頼性のあるエンジンが実現するのかを考え、その対応策を具現化させ普及させることは、関係者間で真摯に議論し、具現化(実行)するべき問題であります。
Features & Benefits
ACF触媒により機関油の清浄分散性が維持向上されることで機関内部スラッジの生成を低減・抑制します。
また、ACF触媒を既設のオイルフィルターに内蔵することでほとんどの機関装置に装着可能となっています。
エンジン内部、シリンダーヘッドなどの金属部、
プラスチック部の壁面へのスラッジやカーボンデポジット(酸化固形物)の付着(固着)を防止・抑制
フィルターに内蔵された触媒の作用により、オイルの分子が細かくなり、粒子が小さくなったオイルは、汚れを取り込む力が向上するので、オイルの洗浄効果と潤滑性能が向上します。
この性能が向上したオイルが、常時、エンジン内部の隅々まで洗浄・潤滑し、固着したスラッジや汚れを洗い流しながらエンジン内を循環するので、エンジン内部が清浄な状態に維持され、良好なエンジンコンディションが継続するため、燃費悪化や、出力低下、レスポンス低下などのエンジン不調と消耗を防ぎます。
触媒の作用により、粒子が小さくなったオイルは、流動抵抗が小さくなるので、濾過による圧力損失が小さくなり、粘度上昇を抑制します。
さらに、フィルターの濾過性能の低下が抑制され、ライフ(フィルターの寿命)が延長されます。
濾紙メーカーの実証試験では、通常のフィルターに比べ13%程度のライフ向上(延長)が認められました。
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